2014年10月22日水曜日

第10回議員力検定試験 議員1級 事前公開問題

議員1級の論述式問題3題のうち1題の「事前公開問題」は、受検者のみなさんの事前調査および学習の成果を問う問題です。
第10回の事前公開問題はこちらに、アップロードしました。
http://giinryoku.jp/kentei/giinryoku10_jizen_giin1.pdf

また、以下に問題を公開いたします。

【 問 】
あなたの住む自治体の議会が請願書・陳情書を採択することによって実現した政策について一つ挙げて、その過程を、500文字以上600文字以内で論じてください。もし、そのような政策がなければ、請願書・陳情書がどのような取り扱いをされているかを考えたうえで、なぜ政策に結びつかないかを、500文字以上600文字以内で論じてください。

《 趣旨 》
国民の権利として憲法第16条は請願権を保障し、請願法が制定されています。自治体議会に対する請願の取り扱いは、地方自治法第124条と第125条に規定があり、議題として取り扱うことになっています。また、紹介議員の無い陳情についても同様な取り扱いをしている自治体議会もみられます。
請願・陳情は、市民の意見を直接、自治体議会に届け、反映させる手段です。
このように、議会で議論され採択された請願や陳情が、どのように議論されて、政策や制度として実現して行ったのか、具体的な過程を調べてきてください。請願や陳情の内容は、それぞれの議会の議会報やホームページで確認できますし、議会事務局で閲覧もできるでしょう。議会事務局を経由して、提出者や提出団体に採択された後の動きを問い合わせることも可能です。
また、もし請願・陳情が採択されても、政策に反映されていないとすれば、それはなぜなのか。議会に問題があるのか、首長などの行政側に問題があるのか、それとも他の要因があるのかについて、検討してください。